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2006.03.30 (Thu)

一週間経ちましたが

「少しは、恩返しができたかな」が放送されてから早一週間。
未だ感想を書いていませんでしたが、今日やっと書いてみようかなと。
って大したこと書けないと思うけどね(^^ゞ

結局、原作は半分までしか読み終わらないうちにドラマを観ることに。
初見時、実はあまりのCMの多さに気が散ってしまって、
ドラマに集中できなかった私。
いつも楽しみに読ませていただいてるブロガーさんたちは、
あんまりそこに触れている方がいなかったように思うんですが、
皆さんはそんなことは気にならずに観られたのでしょうか?
私はダメだったなぁ、まったく。
涙が出そうになるとCMが入っちゃって、「あー!」みたいな。

そして時間が短すぎた。あの内容で実質1時間半ほどしかないなんて。
SPドラマなんだから3時間ぐらいの枠取ってほしかった。
おっと、感想のつもりがいきなり文句から始まっちゃったぃ。

でも、最初は心して、息を詰めて観てました。
いきなり受験当日の場面で松葉杖をつくにのの腕の細さに、胸が痛くなった。
そのシーンから、そこにいるのは和憲くんだと思った。

そして元気な頃の卓球から最初の入院のところまでの、信じられないくらいの
にののかわいさったら!
これから始まるだろう辛いシーンの連続の前に、正直一瞬ヲタ魂全開になった私。
「かわいい?☆」言いながら観てました。
特にあの青いチェックのシャツにはやられたわ。

髪を剃るところからあとはもう、ただじっと画面を見つめるばかりで。
本当に、あの状況であんなに周りの人に思いやりを持って接することができるなんて…。
もし自分がそうなったらどうするだろう、と考えずにはいられなかった。
とことん自己中な私にはきっと、あんなふうにはできないと思う。
そして娘がそうなったら…と思っては打ち消し。
たまらないよね、自分の子どもがそうなったら。怖い。何にもできないんだもん。
普段あんまり子どもをかまってやらない母である私。
でもそうできるのも健康だからこそなんだって、丈夫な娘たちに感謝したくなった。

そして全編を通じて思ったのが、優しさはもちろん和憲くんの素直さ。
育ちの良いことが見て取れるけれど、普通高校生の男の子ってあんなに
母に近い存在ではないんじゃないかと思う。
それはもちろん、病気になったことで、よりそうなったということはあるだろうけど。
あんまり家族の一体感みたいなものを感じることなく育ってきた私には、
その関係がなんだか羨ましい気がした。

っていうか、親子だったよね。間違いなくあの2人は。
大竹しのぶと二宮和也ではなく、母と息子以外の何者でもなかったね。
もう、出てくる誰もがみんなそうだった。
お父さんもお兄ちゃんも。先生もお友達もみんな。
あんなにブツ切りだったにもかかわらず、やっぱりこれだけ心に残るドラマに
なったのは、俳優陣の力量を抜きにしては語れないと思う。

集中しきれていなかった私をもついに泣かせた拓巳くん。
メールをお母さんに持ってきたあのシーンでポロポロとこぼした涙。
留学から帰ってきて弟の死を知り、泣き崩れたお兄ちゃん。
何度リピートしても泣けるこの場面。

そして言うまでもなく、和憲くん。
最初から最後まで、そこにいたのは和憲くんだった。
どんどん痩せ細っていって。顎がどんどん細くなって。頬もこけていって…。
ほんとに上着の袖の中の腕が、みるみる細くなっていって…。
観ていて怖かった。にのがほんとに死んじゃいそうで、胸の奥が冷たくなった。

というか最初からそうだったんだけど。
後半まで泣けなかったのは、胸が震えて涙にならなかったせいもあるのかも。
なんていうか、極度に緊張した時みたいな感じ?ものすごく胸の奥が冷えて。
夜、窓辺に立って外を見つめているところとか。
和憲くんはどんな気持ちでいたのだろうと思うと、たまらなかった。

でも、自分のやりたいことを精一杯やって、結果を残して逝けたことは、
彼にとってはとてもよかったと思う。
こんなありきたりな言い方しかできないのが歯がゆいのだけど。
受験することを選んでいなかったら、やはり後悔が残ってしまったんじゃないだろうか。
「目標があれば頑張れる」そう言ってそれを成し遂げた彼には、そういう意味では
悔いはなかったんじゃないかと思う。
あまりに短い自分の生涯を思ったときの無念さは言うまでもないけど…。

毎日を精一杯生きるということは本当に大切で、いつも心がけるべきことなんだと
実感したし、周りの人とのつながりについてもいろいろ考えさせられた。
にのが出ていなかったら、たぶん観ていなかったと思うこのドラマ。
原作ともども、この作品と出逢えたことで、確実にいろんなことを考える
きっかけになりました。

俳優・二宮和也の輝かしい未来も確信することができたし。
決して俳優だけで終わる気はないだろうけど、いつまでも演じることは
やめてほしくないと思います。
雑誌で「これからは芝居の仕事が来たらどんどんやりたい」と言っていたので、
きっとこれからはもっともっとにのの演技を見られる機会も増えるでしょう。
それを楽しみに、前向きな生活を送りたいものです。はい。


以下、コメントお返事。



【More・・・】

ナナさん♪
確かに(笑)今はそんなにしないかも?でも、はなまる出た時、PCでトランプの
ゲームやってるって言ってましたよね☆


きゆいちゃん♪
潤くんはコメディもいけるよね(*^-^)もともとお笑い好きみたいだし。
「世にも」は今後も期待だね。
番協、そんなに少なかったんだ。なんだろうね?
今日のGで何か言うのかな?チェックだね!


りかさん♪
泊まりでディズニーランド!いいなぁ☆
終戦記念のドラマっていうのは、ずいぶん前だから私も観てません。
どこかで再放送してほしいですねぇ。
01:35  |  ドラマの嵐!  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

みゆゆさんの感想待ってました。
CMか・・・
あの2時間は「和憲さん」だからC1000のCMはやめて~と思っていたけど、やっぱり入っちゃって、一瞬「ニノっ!」って現実に引き戻される感がありましたね。
原作を読んでドラマに臨んだ私としては、2時間は短すぎたように思います。
カットされてしまったトコたくさんあったし・・・そこが少し残念。
悲しいけど、俳優・二宮和也が主役として持てる時間は、2時間しかなかったにかなって考えてみたりします。(草薙君は2夜連続だったし)
ただ、ニノが出ていなかったら、見ていなかったドラマ。
私もそうです。原作まで読んで、指折り数えて・・・なんてなかった。
思っていたより泣かなかったのは、闘病記よりも前向きな話で、家族や友人たちの愛があふれていたからでしょうかね?
この作品の熱演とハリウッドをきっかけに、もっともっと役者魂魅せてほしいですね~。
と、ここでひとつ心配事。
私「ハチクロ」も漫画で読破してあり、翔ちゃんの映画化、ちと心配です。
今回のニノのようにぶつ切りだったり、簡単に凝縮だったりなんてことになっていないか?なんて考えます。
私の考えすぎでありますように・・・
(そんなこともあり、僕妹は読んでません)

noguharu |  2006年03月30日(木) 06:27 | URL 【コメント編集】

みゆゆさん☆
CMは、うちの母も言ってました。
此処!というところで、CMが入っちゃいましたよね~…
まぁテレビドラマとしてはやっぱりしょうがないところでしょうか。
それなのにも関わらずうちの母はテイッシュ箱Sサイズを
丸々使い切りました(実話です)
みゆゆさんの挙げたシーン。
特にお兄ちゃん。高橋くんの声をあげて泣くシーン。
本を読んで私が涙を流したのは、このシーンで…
今回も、ボロボロでした…。

そしてそして。和憲が不安をふと見せた家族での食事のシーンと、
あとは、大学入学後に卓球を友達とやりに行きたい、と
母に、楽しいことなんてないんだよ…と言いかける和憲君に
声をあげて泣いてしまいました…いいんです隣に母しかいなかったから。(ぇ)
病気にかかってしまった人の恐怖って
やっぱり計り知れないほど大きいものなんだって
そう感じさせるニノミのお芝居に、
みゆゆさんのおっしゃるとおり二宮和也の俳優としての姿、
観ることができました。
1年のブランクがあって、
ちょっと不安だったんです。久々だから違和感感じるかなって。
進化してました。彼は。
本当に二宮和也はどこにもいなかった(><)
大竹さんもそうだけど、私は勝手に
二宮さんは憑依型の役者だなぁと思うことがあります。
自分で役を作り上げお芝居をするんでなく、
その人になる。
どちらがいいとは言いませんが…
今回のドラマでやっぱり私も二宮さんのお芝居がどれだけすごいか、再確認!
映画もきっと、やってくれますね!

でもニノのおかげでこのお話を知ることができて、
ほんとうよかったと思いますね…
受験前の私は、特に。今自分がどれだけ自分に対し甘いか。反省。
にのみのいう「きっかけ」になった気がします、私にとって。
あず |  2006年03月30日(木) 10:41 | URL 【コメント編集】

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